腋多汗症
腋ボトックス

ボトックスとは、ボツリヌス菌が産生する毒素の一部(A型)であり、神経の末端に結合し、神経から筋肉への収縮の信号に関与する、化学伝達物質であるアセチルコリンの放出を阻害することで、筋肉の過剰な収縮を減少させる働きがあります。
瞼瞼けいれん、顔面けいれん等にも用いられている薬です。
アセチルコリンは、エックリン汗腺近くの交感神経末端より分泌され、発汗を促進させます。そのため、アセチルコリンを抑制するボツリヌス菌毒素の注射を、腋の多汗症に応用したものが、腋ボトックスといわれるものです。
腋に直接、希釈した薬品を注射しますので、軽い痛みを伴います。
麻酔のクリームを塗り30分ほどおいてから、行います。
実際に注射にかかる時間は両脇で20分程度です。
当日は軽いシャワー程度は可能ですが、サウナ、入浴、飲酒等は避けていただきます。
2日程度で効きはじめ、1週間程度で効果がでます。
軽い内出血をともなうこともありますので、イベントでドレスを着る予定などがある場合は、2.3週間前にされるのがよろしいかと思います。
持続期間は、最初は4か月から6か月程度が平均的かと思います。
汗じみが気になって、夏に薄手の洋服が着られなかった、制汗剤でかぶれる、イベントでドレスを着るなどの方にとても、ご好評をいただいております。

他に、制汗ローション、制汗ステッィクもご用意しています。
制汗ステッィクは制汗効果と防臭効果もあります。